睡眠不足が認知症と死亡リスクを高める最新研究

睡眠不足が認知症と死亡リスクを高める最新研究

最新の研究によれば、睡眠時間が6時間未満の人は死亡リスクが約12%増加し、9時間以上の人では約30%増加することが明らかになりました。特に睡眠不足が続くと脳内のアミロイドβタンパクが蓄積しやすくなり、アルツハイマー型認知症の発症リスクが高まる可能性が指摘されています。米国の研究では一晩の徹夜で脳内アミロイドβタンパクが約5%増加することがPET検査で示されており、これは睡眠中の脳の老廃物洗浄機能の停止によるものと考えられています。脳の健康維持と認知症予防のために、適切な睡眠時間の確保が重要とされています。

記事提供
東洋経済オンライン
公開日
2025-12-06