はじめに

最近、僕らのサイト「Sleep Industry Business Hub」で、睡眠ビジネスの最新動向や未来について発信しているんですけど、個人的にすごくワクワクしているのが「スリープテック」の進化なんです。スマートウォッチやスマートリングがどんどん身近になって、自分の睡眠を手軽に可視化できる時代になりましたよね。僕も毎朝「今日の睡眠スコアは…」なんてチェックするのが日課になってます。でも、ふと思ったんです。この「睡眠のログ」、ただ眺めて一喜一憂するだけで終わってないかな？って。毎日のスコアを見て満足するのもいいけど、そのデータってもっとすごいポテンシャルを秘めてるんじゃないか。そんなことを考えていたら、いてもたってもいられなくなって、少し自分なりに掘り下げてみることにしたんです。

本論

サイトのブログでも「スリープテックの未来」なんてテーマで語られていましたけど、僕が特に注目しているのは「パーソナライズ」というキーワードです。単に「深い睡眠が何時間」とか「レム睡眠の割合は…」と表示するだけじゃなくて、集めた膨大な生体データ（睡眠段階、心拍数、体表温など）をAIが解析して、”今のあなた”に最適なアクションを提案してくれる。そんなサービスがどんどん現実のものになってきています。例えば、海外で人気のOura Ringなんかは、その最たる例ですよね。日々のコンディションを「Readiness Score（準備スコア）」として提示してくれるんですが、すごいのはその先。「スコアが低いのは昨晩の心拍数が高めだったから。今日は激しい運動は避けて、夜はリラックスする時間を作りましょう」みたいに、具体的なアドバイスまでくれるんです。これって、まるで自分専属のコンディション・コーチが24時間寄り添ってくれているような感覚。データを見せるだけの「可視化」から、行動を促す「最適化」へ。この流れが、僕たちの睡眠との付き合い方を根本から変えていくんじゃないかなって、本気で思っています。

まとめ

「でも、いきなり高価なデバイスを買うのはちょっと…」って思う人もいますよね。すごく分かります。でも、このパーソナライズの第一歩って、実はもっと身近なところから始められるんです。僕が最近試していて面白いのが、手持ちのスマホアプリの睡眠記録と、その日の行動を「メモ機能」で紐づけること。「夜にジムで追い込んだ日」「寝る直前までPCで作業した日」「夕食を軽めにした日」みたいに、簡単なメモを残しておくだけ。これを2週間くらい続けると、「あ、自分の場合、寝る2時間前にお風呂に入ると、深い睡眠の割合が増えるな」とか、「夕食に脂っこいものを食べると、夜中に目が覚めやすいかも」といった、自分だけの”睡眠の法則”みたいなものが見えてくるんです。もっと本格的にやりたいなら、Googleスプレッドシートで簡単な睡眠日誌を作るのもおすすめですよ。日付、就寝・起床時間、睡眠スコア、そしてその日の特記事項（運動、食事、気分など）を表にして記録していくだけ。簡単な関数を使えば睡眠時間の推移をグラフにできたりして、自分の体と生活習慣のつながりが視覚的に分かると、改善へのモチベーションも湧いてきます。

テクノロジーがどれだけ進化しても、それはあくまで僕たちの生活を良くするためのツールでしかないんですよね。大切なのは、そこから得られた気づきをどう解釈して、日々の小さな行動を変えていくか。その繰り返しなんだと思います。一人ひとりが自分の睡眠データを活用して、日々のコンディションを最適化していくのが当たり前になる。そんな未来が、もうすぐそこまで来ている気がします。僕らの「Sleep Industry Business Hub」が発信する情報が、皆さんがそんな未来に一歩踏み出すための、ちょっとしたヒントやきっかけになったら最高です。僕もこの業界に関わる一人として、そして一人のユーザーとして、これからもテクノロジーと睡眠の面白い関係を追いかけていきたいな、なんて思っています。