睡眠産業と睡眠経済
僕らのサイトが掲げている「睡眠産業を、日本の新たな成長戦略に。」っていうメッセージ、初めて聞いたときは正直、すごく大きな話だなって思いました。でも、このプロジェクトに関わって、睡眠に関する様々な情報に触れるうちに、これは大げさな話じゃなくて、僕たち一人ひとりの生活に直結する、すごくリアルなテーマなんだって実感するようになったんです。
睡眠が個人の健康やパフォーマンスに影響するのはもちろん、それが積み重なって社会全体の生産性、つまり「睡眠経済」に繋がっていく。この視点って、本当に面白いし、重要ですよね。今回は、その中でも特に僕が個人的にハマっている「スリープテック」について、実際に試してみて「これは生活が変わる!」と感じたことを、少しだけシェアしてみたいと思います。
ウェアラブルデバイスで睡眠をハック
まず僕が睡眠改善の第一歩として手を出したのが、いわゆるウェアラブルデバイスです。具体的にはスマートリングの「Oura Ring」や、多くの人が持っている「Apple Watch」みたいなやつですね。最初は「睡眠時間なんて自分で分かってるし」くらいに思ってたんですけど、使い始めてみて衝撃を受けました。
ただ寝ている時間を記録するだけじゃないんです。深い睡眠、レム睡眠、浅い睡眠の割合や、睡眠中の心拍数、体表温の変化まで、全部データとして「可視化」してくれる。これ、本当にすごくて。例えば、前の晩にちょっとお酒を飲みすぎた翌朝、アプリを開くと見事に深い睡眠の割合がガクンと落ちてるのがグラフで分かるんですよ。「あ、昨日の行動がこれだけ睡眠の質に影響を与えてたんだ」って、感覚じゃなくて客観的なデータで突きつけられる。
アプリとスマート照明の活用
データを取るだけじゃなくて、もちろん改善のためのアクションも色々試してみました。ガジェットと連携できるアプリやサービスが、最近は本当に充実してるんですよね。僕が特に気に入っているのが、寝る前の数分間に使う瞑想・マインドフルネスアプリの「Calm」です。ガイドに従って呼吸を整えるだけのシンプルなものなんですけど、これが驚くほど効果的で。頭の中のゴチャゴチャした思考がスーッと静かになって、気づいたら眠りに落ちてる。
それから、スマート照明の「Philips Hue」も最高です。寝る時間はだんだん暖色系の光に、朝は設定した時刻に合わせて太陽光みたいに徐々に明るくしてくれる。これで起きるようになってから、目覚まし時計のけたたましい音で無理やり起こされる不快感がなくなって、朝の気分が全然違います。
睡眠経済と個人のパフォーマンス
こうして自分の睡眠と向き合ってみて、改めて思うんです。最初は壮大に聞こえた「睡眠経済」っていう言葉も、結局は僕たち一人ひとりの日々のパフォーマンスの積み重ねなんだなって。質の良い睡眠がとれた翌日は、明らかに仕事の集中力もアイデアの質も違う。この小さな生産性の向上が、積もり積もって大きな経済効果になるっていうのは、すごく納得できる話です。
僕らの「Sleep Matching」というプラットフォームは、まさに今回紹介したような素晴らしいスリープテック製品やサービスを生み出す企業と、僕たちのようなユーザーを繋ぐための場所。僕自身、一人のユーザーとして、そしてこのプロジェクトの一員として、これからどんな新しい技術やサービスが登場するのか、本当にワクワクしています。睡眠という、誰にとっても身近なテーマだからこそ、まだまだ無限の可能性が眠っている。そう思いませんか?