いやー、最近つくづく思うんですけど、睡眠って本当に大事ですよね。僕たちのサイト「睡眠産業展」でもずっと言い続けていることですが、睡眠はもはや個人の健康問題だけじゃなくて、社会全体の生産性に関わる大きなテーマなんだなって。テクノロジーや新しいサービスで、この大きな課題を解決していこうっていうこのサイトの方向性、僕もすごく共感してるんです。で、最近特に「これは！」って感じているのが、「健康経営」っていう文脈で睡眠が語られるようになってきたこと。昔は「寝ずに働くのが美徳」なんて言われた時代もあったのに、すごい変化ですよね。今日はこの「企業の睡眠への投資」っていうテーマについて、ちょっと深掘りしてみたいと思います。

睡眠不足がもたらす経済損失

ちょっと前まで、社員の睡眠不足なんて「自己管理の問題でしょ」で片付けられていた気がするんです。でも、今は科学的にも睡眠不足が集中力や判断力の低下を招いて、仕事のパフォーマンスに直結することが明らかになっていますよね。

実際、米国のシンクタンクであるランド研究所の調査によると、日本の睡眠不足による経済損失は年間で最大15兆円にも上るなんていう試算もあるくらいです。これって、もう無視できない数字じゃないですか。

企業の視点で見れば、社員が最高のパフォーマンスを発揮してくれることが業績に繋がるわけですから、社員の睡眠をケアすることは、もはや福利厚生っていうレベルじゃなくて、企業の成長戦略に欠かせない「投資」なんだと思うんです。この視点の転換が、今まさに起きている一番面白い変化なのかなって。

先進企業の睡眠投資事例

じゃあ、具体的にどんな「投資」があるの？って気になりますよね。最近は先進的な企業で、すごく面白い取り組みが増えているんですよ。

オフィスの仮眠室とパワーナップ制度

例えば、オフィスに仮眠室を設けたり、昼寝（パワーナップ）を制度として推奨したりする企業。これはもう珍しくなくなってきましたよね。快適なリクライニングチェアやスリープポッドを導入し、社員が短時間でも質の高い仮眠を取れる環境を整備しています。

ウェアラブルデバイスで睡眠データを可視化

さらに一歩進んで、ウェアラブルデバイスを全社員に配布して、日々の睡眠データを可視化。そのデータをもとに専門家からアドバイスがもらえる、なんていうプログラムを導入している企業もあります。自分の睡眠が客観的なデータで分かると、行動も変わってきますからね。

働き方改革による睡眠時間の確保

他にも、残業を減らして朝方の勤務を推奨することで、社員が夜しっかり眠れる時間を確保する、なんていう働き方そのものを見直すアプローチも出てきています。こういう取り組みって、最初はコストがかかるように見えるかもしれないけど、長い目で見れば社員のエンゲージメントや生産性を高めて、結果的に企業の利益に繋がっていくはずです。

ウェルビーイング時代の企業選び

これからの時代、給料や待遇だけじゃなくて、「社員のウェルビーイング（心身の健康）を本気で考えてくれる会社かどうか」が、優秀な人材に選ばれるための重要な基準になっていくんじゃないかなって、僕は本気で思っています。

その中でも「睡眠」は、一番わかりやすくて効果的な指標になるはず。だからこそ、「睡眠産業展」のような場所で、最新のスリープテックや企業の先進的な事例に触れることの価値って、ますます高まっていくんでしょうね。

僕もこのサイトに関わりながら、もっともっと新しい情報や潮流をキャッチして、自分の働き方や生活も見直していきたいなと思っています。皆さんも、自分の会社の「睡眠」に対するスタンス、一度考えてみてはいかがでしょうか？

まとめ

企業による睡眠への投資は、もはや福利厚生の枠を超えた戦略的経営の一環となっています。仮眠室の設置、ウェアラブルデバイスによる睡眠管理、働き方改革など、様々なアプローチで社員の睡眠の質を向上させる取り組みが広がっています。これからの時代、社員のウェルビーイングを真剣に考える企業こそが、優秀な人材を惹きつけ、持続的な成長を実現できるでしょう。